横浜の叔母

帰宅すると母親が誰かと長電話をしていた。台所の洗い場は食器が山のようになっている。私が帰ってきたので受話器を置いたのであるが、訊くと横浜に住む妹、つまり、私にとっての叔母と話していたのだという。

叔母の話では2人の娘の下の子が、今年の春に、遂に早稲田大学の大学院を卒業して社会人になるのだという。この従妹は女性には珍しい理系の大学院卒である。卒業後は研究職にでもつくのであろうか?

叔母は、これで手がかからなくなって喜んでいるとか、大学に授業料を払わなくて済むとか、、そんな話の内容であった。

上の子供、姉の方は短期大学を卒業後、大手電機メーカーに祖父のコネで入社して、職場恋愛の末に数年前に結婚した。子供はまだいない。

そして、私の母親からは、いつものお決まりの小言が始まる。「あんたも何処に行くとか言っていないで早くしっかりしなさいよ。こっちも、もう限界よ。あー、腰が痛い。」とか、そんなことを抜かしやがった。自分が私の人生で、どれだけ足を引っ張ってきたのか、全く反省していない。正直な話、除籍しても良いくらいである。いろんなことを言われたが、今回の東京出張を諦めるつもりはない。

「こっちは電話を早めに切りたかったが、向こうが話したがって、なかなか切らせてくれない」とも言った。せっかくパソコンを買ってやったのだからスカイプで話せば良さそうなものであるが、新しい技術を覚えるつもりは、全くないらしい。ウチの家族はバカばかりである。それでいて、私にスマートフォンを買ってくれとか言うのだ。バカも休み休み言えとは、このことではないだろうか。